2010/04/20 19:58
14日に亡くなった母を、15日早朝実家へ連れて帰りました。
一晩一緒に過ごし、それからお通夜、葬儀と準備におおわらわ。。。
肉親を亡くしたとき、こんなに忙しく慌しいとは思いませんでした。
悲しんでる暇なんてありません。
とにかくタイトル通り「とどこおりなく、無事に!」
コレだけを考えて動いていたような気がします。
何の後悔もない!。。。。わけではないけど
今回「かーさんとあたしが思うとおりに」ほぼ、事が進んだので
頑張れたとも言えます。
3~4年前に「余命1年」を宣告されたけど、あら?ってまに
元気なまま1年を過ぎ、年を重ね
去年夏の入院の時には「年は越せないでしょう」と
言われたけど、家族で一緒にお正月も迎えられた。
今回の入院では「早ければ1週間で」と。
具合が悪くなって、日曜に入院したけど火曜には
「痛いところも気持ち悪いところもないよ!もう退院したい!」と
お昼と夕飯をばくばく食べてるところを見て
「センセったらまたハズレたね。かーさんきっと退院しちゃうよ」
そんな元気な姿を見せて、翌水曜日には朝から昏睡状態だった。
入院して、朝からとーさんが付き添って、仕事を半日してから
あたしが午後から付き添っていたけど、今日から夜は毎晩泊まろう!
そう思った日の夜、逝ってしまいました。
オムツをするようになって、アンタに面倒かけたくないよ~といつも言っていたけど
結局半日だけオムツの世話になっただけで、かーさんの思い通りになった気がします。
最期は、すーすーと聞こえていた寝息が途切れ、笑顔のまま眠りにつきました。
元気になって家に戻ってくるのが一番の結果だけど
病気は完治するものではなかったから
かーさんの思い通りの結果だったんじゃないかな。
「長男のところにお嫁に行ったんだから」と
あたしに着物(喪服)を支度してくれていたけど
「今時、着物着る人なんていないよ~みんな洋服だよっ!」
ココで着ないときっと怒られるよな~と思って葬儀には
かーさんの支度してくれた着物を着ました。
「よし!よし!」きっと褒めてくれてると思います。
家に戻って、お通夜の会場に移動する前に「湯灌(ゆかん)」を
してもらったのも、あたしにとってはウレシイ出来事でした。
「かーちゃんはお風呂が大好きだったからな~」の弟の声で決めました。
髪の毛を洗ってもらって、顔を洗って剃ってもらって
シャワーを体にかけてもらってるときの、かーさんの気持ち良さそうな顔!!
亡くなった人の表情が変わるわけないじゃんと思うでしょ?
それが違うんです。元々穏やかな顔をしていたけど、湯灌のあとは
さらに落ち着いたような顔になったんです。
これがあたしたちが出来た最高の最後の親孝行じゃなかったかな。
そうそう、お天気にも恵まれました。
病院からの移動、お通夜会場への移動、お寺への移動
前後は雨が降ったけど、そのときだけは雨が上がっていました。
スゴイね!かーさん!!やるね!!!
ブログには、楽しいこと、美味しいもの、キレイなものを
載せたいなと思っていたけど、今回はあたしとかーさんの記録のために
記事を書きました。
楽しいことじゃないけれど、最後までお付き合いしてくれた方がいらしたら
あたしもかーさんも嬉しいです。ありがとうございました。
お友達には「大丈夫?」って心配してもらってるけど、あたしは元気です。
力抜けたとーさんを引きずって市役所やらお寺へと動いています。
ちゃんと食べてるし、しっかり寝てます。
じゃないと、とーさん応援できないからね。(なおた)
かーちゃんは忙しくて寂しいけど、凛も寂しいからね、あたしたちは我慢してるよ。(ぎゅうもこ)